こんにちは。大学受験を成功に導くためには、ご自身に合った塾・予備校を選ぶことが非常に重要です。この記事を閲覧されているみなさんは志望大学合格を目指す上で、塾·予備校を検討されていることと思います。しかし、塾・予備校と一口に言っても、集団授業、映像授業、個別指導、自学自習など授業や指導形式だけでも多岐に渡りますし、東大などの最難関国公立、早慶上智などのような最難関私立、GMARCHなどの難関私立のように志望校によっても塾・予備校の得意領域や合格実績など違いがあります。さらに河合塾や駿台予備校、東進ハイスクールなどの大手予備校から中堅規模の予備校、地域密着の小規模の塾など種類が多く、頭を抱えている方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、そんな大学受験において志望校合格という成功を掴むために悩んでいるみなさんの参考になるように『大学受験 塾・予備校 選び方』と題しておススメの塾・予備校の選び方、確認すべき項目をご紹介していきたいと思います。是非ご自身の志望校合格という成功を掴むための、重要な環境選びの参考にしていただければ幸いです。

確認すべき項目

  • ・合格実績
  • ・授業形式
  • ・サポート内容
  • ・費用

上記4つの項目は大学受験において志望校合格を実現する上でも、ご自身にあった最適な環境である塾・予備校を見極める上で非常に重要な項目になります。なぜ上記4つのポイントが重要か、またどのように比較すれば良いのか、1つひとつ詳しくお話していきますので是非参考にして下さい。

合格実績

まず1つ目の項目は合格実績です。当たり前ですが、志望校合格に向けてご自身の志望校の合格実績があるかどうかは重要です。自宅や高校からの距離も近く、授業形式やサポート内容に満足でき、費用面でも問題がなかったとしても、ご自身の志望校の合格実績が全くない塾・予備校で大学受験を成功に導くことが出来るかどうかは疑問が残りますよね。

もちろん、合格実績があればそれだけでOKというわけではありません。なぜなら大手予備校などは分母となる受講生の数がとんでもなく多いので、ご自身の現時点の学力や特性と同じ条件の受験生が受かっているかどうか、見極める必要があります。例えば、同じ志望校の合格実績が豊富な塾・予備校があっても、受かっている生徒の大半が高校偏差値が70以上の超進学校の生徒ばかりや個人偏差値で既に60以上ある基礎学力も学習習慣も既に構築されている生徒ばかりの場合は、その合格実績がご自身の学力や特性を考えた上で当てはまるのか、一度考えた方が良いでしょう。

だからこそ合格実績だけでなく、授業形式を含むサポート内容がご自身の現時点の学力や特性に合っているかどうか、志望校合格に向けて現時点の学力から1年で成績を上げてくれるシステムやサポートが受けられるか、総合的に判断する必要があるわけです。ただし、ご自身に合った塾・予備校を選ぶその一つの要素として合格実績が重要なのは間違いありません。

特に高校生だと自宅からのアクセスのしやすさや費用面で塾や予備校を検討する方がいらっしゃいますが、確かにこの2つは要素として重要なのは間違いありませんが、まさに”近いから”や”安いから”という理由がメインで選んだ塾や予備校が、ご自身の成績を上げて志望校合格を実現してくれる”最適な環境”かどうかは真剣に考えた方が良いでしょう。

授業形式の違い

  • 集団授業
  • 映像授業
  • 個別指導
  • 自学自習

次に考えるべきは『授業の形式』が現時点の自身の学力や自身の特性に合うかどうかは、志望校合格に向けて自身の成績を上げる上で非常に重要なポイントです。主に大きく上記4つの形式に分ける事が出来ます。それぞれの授業形式の特徴や合う生徒、合わない生徒、メリットやデメリットがありますので、ご自身の学力や特性と照らし合わせて参考にして見て下さい。

集団授業

集団授業形式の一番の特徴はその『授業品質の高さ』です。通っている高校の偏差値にもよりますが、集団授業形式の塾・予備校の場合、有名講師や人気講師の方の100‐150人を相手の講義形式になるので、高校の授業よりも高い品質の授業を受けることが出来ます。ではどのような生徒が合うのでしょうか。それはある程度基礎学力がある生徒です。というのも、授業は高品質ですが、内容が高校2年生までの基礎的な内容を完全に理解している前提で受験直結の応用的な内容で授業が進むからです。

また集団授業形式の場合は予習が当たり前のため、授業の予習を計画的にできて、かつ高品質の授業の内容についていく基礎学力がある生徒であればついていくことは出来るでしょう。また集団授業形式の中でも、大手予備校以外で20-40人程度の中規模な予備校もありますが、基本的に授業の品質は大手予備校の方が高いです。なぜなら授業を実施するいわゆるプロ講師の方は社会人でも基本的に契約社員の型が多く、授業品質が高く人気であればあるほど、つまり受講生の数が多ければ多いほど、給与も高くなるからです。

前述した通り集団授業形式の場合は、受講する生徒が多ければ多いほど、授業品質が高い場合が多いので、集団授業形式の一番の特徴である授業品質を考えるのであれば、間違いなく大手予備校がおススメです。せっかくの授業品質を消化できない、基礎学力や計画性がない生徒には集団授業は合っていない可能性が高いです。もちろん、集団授業形式の大手予備校にも質問や相談ができる相手はいますが、基本的に大学生のアルバイトのいわゆるチューターと呼ばれる方です。チューターは受験の専門家ではないですし、各個人の経験も千差万別なのでご自身の学力や特性と同じ経験をして、的確なアドバイスが出来るチューターに当たる可能性を考えると非常に厳しい確率でしょう。

基礎学力が高く、自己管理能力が高い生徒で自身の自習スケジュール管理が出来る生徒にはおススメというわけです。そうではなく基礎学力に自信がないゼロの状態で逆転合格を狙おうとすると、高品質の授業でもうまく使いこなすのは難しくなります。そもそも集団授業形式の一番のメリットが『授業品質の高さ』なので、それを自力で消化できない時点で集団授業形式は合っていない可能性が高いわけです。

映像授業

映像授業の特徴は基本的に集団授業と同じです。基本は集団授業形式の録画になりますので、合う生徒は集団授業と同じく、基礎学力があり高品質の授業内容を自力で消化が出来、かつ事前の予習を含めた学習計画や自己管理能力の高い生徒には合うでしょう。ただ集団授業と違う側面もあるので、映像授業の特徴を補足しておきましょう。

集団授業の高品質な授業を自力で消化も出来るし、事前の予習など自己管理能力があるにもかかわらず、大手予備校などの集団授業を受けることが出来ない生徒です。具体的には地方で高品質の集団授業を実施する塾や予備校が通える範囲にない生徒、部活動が忙しくLIVEの授業の時間に物理的に通うことが出来ない生徒です。これらに該当する生徒で、動画授業でも集中力を切らさずに学習に取り組めるのであれば、映像授業でも自身の志望校合格に向けて成績を上げる事は可能ですので、映像授業形式が合っていると言えるでしょう。

上記に該当する生徒で、映像授業を実施する塾や予備校が通える範囲にない場合は、スタサプを活用するなどで代用は可能でしょう。どちらにせよ映像授業に合っている生徒は、その高品質の授業を自力で消化できる基礎学力があり、かつ事前の予習を含めた学習計画や映像授業でも寝ないで集中力を持続させることが出来る自己管理能力の高い生徒は合っているでしょう。

個別指導

個別指導形式の特徴は、1:1もしくは1:2で授業を受けることが出来るのが一番の特徴でしょう。ただし、個別指導はその特徴から分かる通りメリットやデメリットがかなりはっきりしていますので、慎重に選ぶべきです。まずメリットはマンツーマン指導に近い形で受講できますので、個人の学力状況やペースに合わせてもらう事が出来る点です。集団授業との一番の違いはこの部分でしょう。しかし、これはデメリットにも直結する内容なので注意が必要です。

どういうことか。マンツーマン指導に近いということは、生徒の数だけ講師を確保する必要があります。ということは必然的に、大学生のアルバイトが講師を担うことがほとんどです。ということは、集団授業の特徴と逆で、授業や指導の品質が担保できないというのが大きなデメリットです。また、例え品質が担保できる経験豊富な社会人講師の場合も大きなデメリットがあります。それは高い費用です。マンツーマン指導になりますので、講師1人の単価は集団授業に比べ圧倒的に高くなります。

また個別指導の特徴の1つの生徒の学力やペースに進捗を合わせてもらえる点がありますが、これは裏を返せば、ペースが遅くなり受験に間に合わなくなる可能性も高くなります。特に受験学年の1年間だけで間に合わせようとすれば、そもそも集団授業についていけず、本人のペースに合わせてもらう必要がある生徒が、1年で志望校合格まで成績を上げるのは物理的に間に合わない可能性が高いです。ではどのような生徒が個別指導形式に合っているのでしょうか。

「個人偏差値60以上の科目が複数科目ある生徒」の場合は個別指導形式が合っている可能性もあります。 例えば私立大学を志望していて、インタースクールに通っている、もしくは帰国子女で英語は偏差値70以上、暗記を頑張ってきた社会は偏差値が60以上、海外での生活が長く、国語だけは偏差値45前後というようなケースです。このような生徒が難関大学合格を確実にするためには、国語の偏差値を50以上に伸ばせばよいだけなので、生徒のペースに合わせても受験には間に合うという訳です。

あとは難関大学を目指さずに自身のペースに合わせた指導をしてもらい、例えば地方の公立大学や私立で言えば、GMARCHや日東駒専などの難関大学ではなく大東亜帝国レベルの大学を目指して、丁寧に基礎を固める方針を希望する生徒の場合は、個別指導形式の方が合っている可能性はあります。THOMASのような、高品質でペースも社会人プロ講師の方にスパルタで鍛えてもらう覚悟があれば、難関大学志望でも個別指導形式で間に合う可能性があります。唯一の難点は、個別指導形式の中でもさらに費用が高くなる点でしょう。費用面は詳しくは別途お話ししますが、集団授業形式が60-100万に対し、個別指導形式のTHOMASで私立3科目全てプロ講師にする場合は、2-3倍の150-200万程度かかる可能性があります。

自学自習

自学自習形式の特徴は授業がない点です。一番有名なのは『日本初!授業をしない。』のキャッチフレーズでお馴染みの武田塾でしょう。学習のメインは志望校に合わせた参考書を中心に学んでいくスタイルです。授業がある集団授業形式の塾・予備校と違って自分のペースで進められるメリットがあります。受験までに消化するべき参考書やペースを具体的にイメージして自分の計画を作りこなせるようであれば学習効果が高まるでしょう。

一方でデメリットや合わない生徒も居ます。自学自習形式の最大のメリットは自分のペースで進められる点ですので、参考書の問題を理解して、どんどん進められるなら効果を発揮します。しかし、ということは参考書を理解するための基礎学力が必要になってきます。基礎学力を定着させるレベルの参考書からスタートしていた場合は、前述しましたが受験学年の1年間では間に合わない可能性が高いです。何故なら大学受験の参考書の多くは各大学で過去に出題された問題を中心に作られているからです。つまり、基礎学力がない生徒の場合、そもそも参考書に書いてあることが理解できない状況に陥り、消化不良のままになってしまうからです。

基礎学力がない状態の生徒が自学自習形式の塾・予備校に入ると上記のようなデメリットが発生します。参考書は「何をやるか」ではなく「どうやるか」が成績向上の鍵です。つまり自学自習形式はある程度基礎学力があり、自身で復習計画やスケジュール管理、修正が出来る、つまり自己管理能力が高い生徒は向いているでしょう。また個別指導形式でも触れましたが、基本的に自学自習形式の塾・予備校も講師はほとんどが大学生のアルバイトですので、指導品質が担保できない点もデメリットになるでしょう。

また個別指導形式にも共通しますが、生徒の指導に当たる講師のメインが大学生のアルバイトの場合、大学生も大学の授業があるため、午前中閉室している事が多いのですが、現役生ならまだしも浪人生の場合は朝からの生活リズムや学習習慣の構築に関して懸念点が残ります。こうした部分も加味してご自身に合っているかどうかは吟味すべきでしょう。

サポート内容

  • 講師の指導品質
  • 面談の質と頻度
  • 自習室などの環境

次に重要なのはサポート内容です。もちろんサポート内容と一口に言っても様々ですので、今回は大学受験において志望校合格を実現する上で重要な上記『講師の指導品質』『『面談の質と頻度』『自習室などの環境』の3つの視点で見ていきましょう。

『講師の指導品質』

まず1つ目の講師の指導品質ですが、個別指導形式や自学自習形式でも大学生アルバイトに関して授業品質や指導品質が担保できない点を指摘してきましたが、これには理由があります。一概にアルバイトや派遣がダメだと言っているのではありません。品質が担保できない一番の理由は『研修』です。通常社会人、特に正社員の場合は雇用形態的にも研修制度が組み込まれているのが普通で、そこで授業品質や指導品質は担保することができます。

しかし大学生アルバイトや契約社員の場合は、雇用形態的にも基本的に『研修』を正社員と同様に実施するのは難しいのが現状です。実際に個別指導の塾・予備校で『うちはアルバイトの大学生にも最初に研修を実施いています。』と謳っている塾・予備校もありますが、せいぜいアルバイトで初めてシフトに入った際や契約を結んだ最初の数時間程度、勉強会を実施するくらいです。

人生を大きく左右するかもしれない大学受験において、自身が入塾した塾・予備校で自分を担当する大学生のアルバイトが、研修を最初の数時間程度受けただけで安心できますか?仮に2.3年アルバイトの経験があったとして、最初の数時間の研修だけということは、その後入試状況が変わったとしても、その大学生のアルバイトの方の知識は研修を通して常にアップデートされている保証がありませんが、安心できますか?こうした意味で正社員と大学生のアルバイトで品質に差が出るというわけです。

『面談の質と頻度』

2点目は面談の質と頻度になります。これは『誰が』『どのくらいの頻度でやるか』が非常に重要です。なぜなら先ほどの大学生のアルバイトに関して品質が担保できないとお話ししましたが、こちらも『誰が』というのは面談や相談などの”対応の質”が担保できるかどうかが重要だからです。

これは先ほどの講師の質とほぼほぼ=になりますが、面談の質が低ければ受験生のモチベーションは上がりませんし、計画の修正や課題設定も質が伴わなければ成績向上はしませんので、やはり面談の質は重要です。それは”誰が”で担保できる可能性は高いでしょう。客観的な数字の分析の仕方、志望校から逆算した課題設定、壁にぶつかった際の対処の仕方含めてのフォローアップ、これら全てを研修を受けている社会人、もっというなら正社員の講師と大学生のアルバイトで比べるべくもありません。

そして次に頻度に関してですが、頻度はいくら研修を受けているとはいえ、社会人もしくは正社員の講師の方との面談の頻度が3,4カ月に1度であれば、頻度としては足りないでしょう。むしろその頻度で正確な計画が立てられ、受験生が自力で出来るのであれば、そもそも面談は不要かもしれません。月に1度の頻度も正直十分かと言われれば、不十分でしょう。計画の進捗を確認して修正する、最適な頻度としては多すぎず、少な過ぎずで考えれば、2週間に1度か1週間に1度でしょう。

『自習室などの環境』

サポート内容の最後は自習室などの環境です。大手予備校や中堅予備校によっては、自習室の席に限りがあり、入塾者全員分に自習室の席が用意されていないこともあります。そうなるとせっかく学校帰りや暑い日でも自習室に行った際に席がない、もしくは空くまで待つ必要があるなど、非効率なこともあります。

また自習室に関しては別の外的要因が発生するケースもあります。それは大学受験に向けてシビアな環境で目の前の勉強に集中したくても、大学受験専門の塾・予備校ではない場合、自習室に小学生や中学生がいて話し声がして、自習室が集中出来る最適な環境になっていないケースです。

もちろん小学生、中学生と校舎を分けている塾・予備校もありますが、そうでない場合は要注意です。もしくは午前中から開室していないなども、塾・予備校によっては存在します。また個別指導形式の塾・予備校や自学自習形式の一部の塾・予備校では、そもそも自習室完備ではない塾・予備校もありますので、こうした点も塾・予備校を選ぶ際に確認しておくべきポイントでしょう。

費用

やはり大学受験に限りませんが、塾・予備校にかかる費用は決して安くはありませんので、最後の重要な項目は費用です。もちろん安かろう悪かろうですので、安ければ良いというわけではありません。ただし、費用対効果を考えるのは、最適な環境を選ぶ上で非常に重要です。

例えば超一流のプロ家庭教師やプロ講師につきっきりのマンツーマンで徹底的に管理・指導されたいなど、望むものすべてを塾・予備校に求めれば、ラーメンの全部乗せみたいなことになり、金額は間違いなく青天井で上がっていきます。また塾・予備校に言われるがまま、勧められるがまま夏期講習や冬期講習、特別対策講座などを取り続ければ授業料がどんどん加算されるだけ加算されますので、そういった意味でも費用は気にするべきでしょう。

自分自身の現時点の学力と志望校から逆算して必要な授業やサポートを取捨選択し、費用対効果が最も良い環境を選ぶことも志望校合格に向けて非常に重要なポイントです。

まとめ

今回は大学受験において、おススメの塾・予備校の選び方に関して記事全体でお話してきましたが、いかがでしたでしょうか。国公立志望にせよ、私立専願にせよ、大事な大学受験の重要な環境選びである、塾・予備校選びになりますので、是非上述した確認すべき項目やポイントを参考に悔いのない大学受験の重要な環境選びの参考にしていただければ幸いです。