大学受験を控えた高校生の中には、受験勉強をいつからすれば間に合うのか疑問に思っている方もいるでしょう。
受験勉強は、早めに始めておくことに子したことはありません。しっかりと勉強時間を確保し、スケジュールを組んで勉強に励むことが重要です。
そこで本記事では、大学受験勉強はいつから間に合うかをご紹介し、意識しておくべきポイントについても解説します。
目次
大学の受験勉強はいつから間に合う?ベストな開始時期
大学受験の勉強はいつから始めればいいか迷う方も多いでしょう。
本項では、大学の受験勉強を開始するタイミングを、深掘りして解説します。
一般的には高校3年生の春
一般的に、大学受験の勉強は高校3年生になりたての春の時期が多いです。
高校3年生の春という時期は、高校生活の総仕上げに最適です。これまでの高校生活で学んだ内容を総復習し、受験に必要な知識を体系的に整理できます。
高校1、2年生の間に学んだ基礎的な学力を土台にして、受験対策に特化した勉強を開始することで、効率的に学力を伸ばすことが可能です。
当サイトの調査結果
当サイトでは、大学の受験勉強をいつから始めたのかを150人を対象にアンケートをとりました。
アンケート結果は、下記の通りです。
時期 | 回答数 | 割合 |
高校1年生 | 13 | 9.0% |
高校2年生の春(4〜5月) | 5 | 3.0% |
高校2年生の夏(6月〜8月) | 7 | 5.0% |
高校2年生の秋(9月〜11月) | 17 | 11.0% |
高校2年生の冬(12月〜3月) | 14 | 9.0% |
高校3年生の春(4〜5月) | 34 | 23.0% |
高校3年生の夏(6〜8月) | 30 | 20.0% |
その他 | 30 | 20.0% |
この結果からでも、高校3年生の春に受験勉強を始めた人が23.0%と1番多いことがわかりました。
ただし、高校2年生の秋〜冬にかけて20%の人が始めていることもわかり、大学受験に備えて早めに受験勉強をしている人も複数いることがわかります。
大学受験の範囲は膨大ですから、心配な人は早めに受験勉強に取り掛かると良いでしょう。
大学受験の試験日程は?
大学受験の勉強を始める時期は早い方がもちろん良いですが、自分が志望する大学試験の試験日程を加味した上で、勉強の計画を立てることが大切です。
本項では、以下3つの大学受験日程を詳しく解説します。
- 共通テストの本試験日程
- 国公立大学の試験日程
- 私立大学の試験日程
共通テストの本試験日程
2025年の大学試験共通テストの試験日程は、2025年1月18日(土)と19日(日)となっています。
受験生は、志望大学の指定に従い、以下の教科・科目から選んで受験します。
1月18日(土) 国語:国語 外国語:英語、韓国語、中国語ドイツ語、フランス語 地理歴史・公民:地理総合・地理探究、歴史総合・日本史探究、歴史総合・世界史探究、公共・倫理、公共・政治・経済、地理総合・歴史総合・公共 |
1月19日(日) 数学①:数学Ⅰ・数学 A、数学Ⅰ、旧数学Ⅰ・旧数学 A、『旧数学Ⅰ』 数学②:数学Ⅱ・数学 B・数学 C、旧数学Ⅱ・旧数学 B、旧数学Ⅱ、旧簿記・会計、旧情報関係基礎 理科:物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎、物理、化学、生物、地学 情報:情報Ⅰ、旧情報 |
参考:令和7年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施要項
国公立大学の試験日程
国公立大学の試験日程は、1次と2次で別れます。
1次試験は、「大学入学共通テスト(共通テスト)」と同様の日程となり、2次試験は前期日程と後期日程の2つが設けられています。
前期日程は、2025年2月25日で後期日程が2025年3月12日です。
私立大学の試験日程
私立大学の試験日程は、1月下旬から2月中旬にかけて行われます。
基本的に試験日程は大学によって異なるため、自分が志望する大学の試験日程を確認することが大切です。
受験勉強はいつから本気だす?意識しておくべきポイント
受験勉強を始める際、主に以下3つのことを意識しておく必要があります。
- 第1志望校の一般選抜に焦点を当てて勉強開始する
- 受験する大学を3〜4つのカテゴリに分けて考える
- 英語はしっかりと対策しておく
志望校に合格できるよう、ぜひ参考にしてください。
第1志望校の一般選抜に焦点を当てて勉強開始する
受験勉強をする上で重要なのは、第1志望校の一般選抜に焦点を当てた勉強スケジュールを組むことです。
まず、志望校の入試情報を徹底的に調べることが重要です。
志望校の入試制度、試験科目、配点、出題傾向などを詳細に把握することで、自分に必要な勉強内容を明確にできます。
例えば、志望校が重視する科目や出題形式に合わせた学習計画を立てることができるでしょう。
具体的な出題傾向を掴むためには、過去問の分析が非常に有効です。過去数年分の入試問題を解き、頻出問題やテーマを把握することで、効果的な勉強が可能になります。
受験する大学を3〜4つのカテゴリに分けて考える
大学の受験勉強を始める際、志望校を絞るのは重要ですが、受験する大学を3〜4つのカテゴリに分けて考えることがおすすめです。
1校だけに絞ると、万が一試験がうまくいかなかった場合、留年する可能性があります。
大学進学を希望するのであれば、行きたい大学をピックアップして、3〜4つ優先順位をつけるようにしましょう。
カテゴリーの分け方としては、以下の通りです。
- チャレンジ校:現状の偏差値よりも5程度高い
- 実力相応校:現状の偏差値くらい
- 合格できそうな学校:現状の偏差値より3程度低い
- 滑り止めの学校:現状の偏差値より5程度低い
ぜひ参考にしてください。
英語はしっかりと対策しておく
大学の受験勉強を始める前に意識しておくべきこととして、特に英語の対策が重要です。
英語は多くの大学で必須科目として設定されており、その試験範囲も広く、得点配分も大きいため、しっかりとした対策が必要です。
具体的には、文法、単語、熟語の知識を徹底的に復習することが求められます。
これらの基礎がしっかりしていないと、長文読解やリスニングといった応用力が必要な問題に対応することが難しくなります。
例えば、毎日少しずつでも単語帳を使って単語を覚え、文法問題集を解くことで、基礎力を強化していくことができるでしょう。
大学受験勉強はいつから間に合うか不安な方は塾への相談も
大学受験の勉強は、早く始めるに子したことはありません。
いつから間に合うか不安な受験生は、まずは志望する大学を3つほど定めて、その大学の試験日程から逆算して勉強計画を立てるようにしましょう。
もし勉強を始める最適なタイミングが分からなければ、塾に相談してみるのもおすすめです。
当サイトでは、複数の塾情報を掲載しており、どこの塾も大学受験に精通した講師がしっかりと勉強計画を立ててくれます。
大学受験勉強はいつから間に合うか不安な方は、ぜひ下記から塾を選んでいただき、一度相談してみると良いでしょう。